独立開業するための4要素

業務委託制度は主にIT業界でよく見られる働き方のひとつである。一見WEBやプログラミングの技術スキルがあれば誰でもできそうであるが、実は結構落とし穴がある。まず第一には「顧客をどこで見つけてくるか」という営業力の有無。次にその顧客がどのような問題を抱えているのかを発見できる力があるかどうかということ。また顧客の抱えている問題を発見したとしても、それを解決する手段を自分で目標をもって構築できるかということである。さらにその目標を達成するためにどのような企画を立て、実行していくかが求められる。業務委託で手数料をいただこうとするならば最低限これらの力を備えていることが必要である。

例えば「顧客が何を求めているのかわからない」「技術的な困難さを顧客がまったく理解しようとしない」と嘆くようならば業務委託失格である。手数料をいただくつもりならば「声なき顧客の声」を聞き、あらゆる仮説を構築してわかりやすく一つずつ説明していく。そして顧客がピンと来た仮説を徹底的にブラッシュアップしていくことが求められるのだ。ここが給与所得者とは違うところである。あくまでスキルと成果を売って手数料をいただくビジネスシステムなのだ。それだけに独立開業を目指すこともできるが、顧客との些細な行き違いも能力不足も致命的なエラーとなる。
このように、最終的に業務委託での起業を目指すならば一人ひとりが経営者感覚を持ち、一つの会社をすべて自分で運営するつもりで取り組む決意と実行力こそ必要なのである。